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会式(えしき)とは日蓮上人が亡くなった10月13日前後に、遺徳を偲び日蓮宗の寺院で行われる法要のことです。池上本門寺は、日蓮上人終焉の地に建立されたお寺として、その会式も盛大に行われ、数多くの参拝者が訪れました。
千束池(洗足池)という名前の由来は、日蓮上人が身延山久遠寺から茨城へ療養に向かう途中、旅の疲れを癒す為に足を洗ったという伝説によるものです。その時、日蓮上人が脱いだ袈裟を掛けたという松が袈裟懸けの松です。
妙法寺は杉並区堀ノ内にある日蓮宗の本山で、厄除けにご利益がある寺院として知られていました。
不忍池は蓮の名所で、島の茶屋では蓮飯を食べることができました。天海僧正が寛永寺を創建した時に、不忍池を琵琶湖に見立てて中島を築き、のちに弁天祠が移されました。当初は文字どおり船でしか渡れない島でしたが、寛文12年(1672)に石橋が架けられ、徒歩でも渡れるようになりました。
法明寺は弘仁元年(810)真言宗の寺院として創建されました。正和元年(1312)に日蓮宗に改宗、江戸時代には三代将軍・家光より御朱印を受けて、真乗院、蓮光院、玄静院、観静院など14ヶ寺を擁する大寺院でした。
松蓮寺は天平年間(729~749)に建立されたといわれ、鎌倉時代に廃寺となった後、享保年間(1716~1735)に小田原城主・大久保家によって徳川家康の長男・信康追悼のために再建されました。その時に整備された庭園が百草園です。