◇ 11月 おんがくのほん
パトリックは、古どうぐやでバイオリンをかいました。ほこりをふきとばして、いけのほとりでひきはじめると、あーらふしぎ。 さかながいけからとびだして、そらをとびまわり、おんがくにあわせてうたまでうたうのでした。おんがくにあわせて みんなであるいていくと、まるで おまつりのぎょうれつのようでした。 クェンティン・ブレイク 文・絵 たにかわ しゅんたろう 訳 岩波書店 |
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ねずみのトラブロフは、さかばにすんでいました。さかばでは、まいばん がくしたちがバラライカを えんそうします。「バラライカ」というのは、ギターににたロシアのがっきです。トラブロフは、なによりも おんがくがすき。まいばん ききほれていました。 ある日、だいくねずみのじいさんが、「バラライカをつくってやろう」といいました。 ジョン・バーニンガム さく せた ていじ やく 童話館出版 |
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一人ぐらしのおばあさんハニービーさんは、まい日ピアノをひいています。このいえにすんでいるウルフは13びききょうだいの末っこねずみ。ハニービーさんのピアノをきいているうちに、ねずみでも歌が歌えないかしらと、おもいきって歌ってみました。 すると、小さいけれど きれいにすきとおった 小鳥のような声で歌えたのです。 ディック・キング=スミス 作 三原泉 訳 杉田比呂美 絵 偕成社 |
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ゴーシュは金星音楽団(きんせいおんがくだん)でセロをひくかかりでした。楽長(がくちょう)には、いつもへただとどなられています。ゴーシュは、家に帰っても ひたすらセロを練習します。 夜中もとうにすぎたころ、三毛(みけ)ねこがやってきて、曲をひいてくれと、練習のじゃまをします。 宮沢賢治 作 茂田井武 画 福音館書店 |
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田舎からでてきたコオロギのチェスターは、地下鉄の売店に住むことになり、ネズミのタッカーやねこのハリーと なかよしになりました。 チェスターは、自分で作曲した曲を ともだちのために歌いました。それはすばらしい歌でした。ラジオから流れる音楽もおぼえて、さらに美しい音楽をかなでました。やがて、駅の売店のコオロギの音楽を聞きに たくさんの人があつまるようになりました。 ジョージ・セルデン 作 ガース・ウイリアムズ 絵 吉田新一 訳 あすなろ書房 |
おんがくの本もっと
父さんと歌いたい | キャサリン=パターソン 作 岡本浜江 訳 |
偕成社 |
ドレミファ・ドーナツふきならせ | 森山 京 作 西川 おさむ 絵 |
フレーベル館 |
笛ふきイワーヌシカ ロシアの昔話 |
M.ブラートフ 再話 松谷さやか 訳 V.ワシーリエフ 絵 |
偕成社 |
ふしぎなオルガン | レアンダー 作 国松孝二 訳 |
岩波書店 |
ぼくとオーケストラ | アンドレア・ホイヤー 絵・文 宮原峠子 訳 |
河合楽器製作所 ・出版事業部 |
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