2. 安見御江戸絵図
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文政7(1824)刊 木版色摺 1帖 折本
東京誌料A38-23
江戸の拡大に伴って、1枚物の地図では扱いにくくなったためか、延宝8年(1680)に刊行された『江戸方角安見図』をはじめとした分割図の刊行が試みられるようになった。当図は、初版(明和6年(1769))の題に「新編江戸安見絵図」とあり、冊子型であったものを折本に改良し、江戸をいくつかの区域に切り分け、縮尺や正確さを犠牲にして、多少地形をゆがめても一定の形になるようにしてある。初版から弘化に至るまで、超ロングセラーとなった。最初は総図と区分図12図であったが、増補改訂版では17図としている。