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9. 見合帳

見合帳

見合帳表紙

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見合帳 仁右衛門 享保14(1729)写 1冊(紙数7紙)
東京誌料 東6158-10

建築工事の見積資料ともいうべき本途帳の先駆とされている資料で、大工所要工数の一覧である。
江戸城諸御殿では、増改築、修理を含めると常にどこかで工事を行っており、その工期は驚くほど短かった。これを支えたのは建築工事システム、施工・積算技術の高さであり、本途という基準値を用い工事に要する費用、職人の手間数を算出した。この本途、大工標準工数をまとめた帳簿が本途帳である。
当資料は、上段に建物の格、それに要する大工工数を記し、下段に朱筆でその工数を訂正している。掲出の箇所では、白書院が最高ランクの格付けで「百六拾人」、御茶屋向御屋根は手間数を「七拾六人半」から「六拾五人」に減じている。表紙に「仁右衛門」「酉九月」とあり、この「酉」は享保14(1729)酉年に当たると考えられている。

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