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10. 散し文

散し文

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散し文
扉 (高田忠周識語貼附) 刊 (岩垂憲徳旧蔵)
請求記号:特5382

散らし書きとは、一行の長さの長短、行間の大小、文字の大小や濃淡を駆使して、文字を飛び飛びに書くことをいうが、当資料は散らし書きを使った女性用手紙文の手本。武家における節句や四季折々の贈答文・返書など、25通と詩歌6編を含む「往来物」の一種といえる。「往来物」は、11世紀に往返一対の手紙模範文の手本から始まった。15世紀には手紙文以外の文体の手本も含まれるようになり、近世から近代にかけて、手紙文・韻文散文を含め教科書として著された手本類を包括して指すようになる。
掲出は、4通目の文章で、大字部分を読むと「何姫殿より御祝のため」とあり、「何」の部分にそれぞれの名を入れて書けるようにしてある。左端上の「若君様御袴召」より、袴着の祝いの文章であることがわかる。

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