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5. 双筆五十三次 京

双筆五十三次 京

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双筆五十三次 京
三代歌川豊国・歌川広重画 丸屋久四郎 安政2年(1855)8月 大判錦絵竪1枚
東京誌料 061-C002-55

東海道五十三次の終点であり、交通の要所である三条大橋の欄干から東山を遠望する。
手前には当時流行の読み物である合巻『偐紫田舎源氏』の主人公光氏(みつうじ)と従者の惟吉。『偐紫田舎源氏』(文政12年〜天保13年刊)は源氏物語のパロディーで、東山つまり室町幕府の世界ということになっているが、風俗は江戸時代、当時の現代風に描かれている。本書は天保の改革で絶版の処分を受けたが、老中水野忠邦失脚後には続編も刊行され、また錦絵では光氏風の人物を中心に描く「源氏絵」なる分野も産んだ。
橋の成立の銘文が入った擬宝珠は、改造を重ねた現代の橋上にもなおその姿を留めている。

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