2.大江戸御本丸大奥向惣絵図面
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大江戸御本丸大奥向惣絵図面
写
請求記号:東6181-3
万延度(1860-1863)の大奥を描いた絵図。資料1の「寛永度絵図」と比較すると、規模が拡大して部屋数が増えている様子が窺える。この頃になると、規模の拡大とともに、"御殿向""長局向""広敷向"の機能整理が進み、画面左側の敷石が描かれた周辺が"広敷向"、その下の局が並んでいるあたりが"長局向"、その他が"御殿向"というように、それぞれがよりはっきりと区分けされるようになる。この資料では、一の側(いちのかわ)と呼ばれる長局までしか描かれていないが、実際には、同じような建物がさらにあと三列、北(画面下方)に向かって並んでいた。