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8. Confucius Sinarum philosophus

Confucius Sinarum philosophus

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Confucius Sinarum philosophus; sive Scientia Sinensis Latine exposita, Prosperi Intorcetta et al. Parisiis, Horthemels, 1687, 1vol
請求記号:青416

青淵論語コレクションについては、大正15年に一応の目録(R1238/63/26)を作成、震災前の旧目録を添えた形で刊行していたが、榮一十三回忌の昭和18年、改めて諸橋轍次編纂の目録(1238/62/43)を刊行している。そのあとがきに敬三が文庫成立の由来を詳しく記している。
これによると、文庫創始当時は榮一の娘婿である法学者の穂積陳重が熱心に蒐集の任にあたっていたが、その亡き後は敬三が中心となって蒐集を続けたらしい。大正12年、敬三はロンドンの正金銀行支店に在勤していた。論語コレクションが兜町の事務所とともに失われたことを知り、早速銀行の帰りに古本屋数軒を歩き回り、買い込んだものを日本へ送ったとある。
本書は、ルイ14世の命を受け1687年に刊行されたラテン語版で、掲出は学而第一の冒頭部分。その時敬三がロンドンで買い求めたうちの一冊である。

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