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御本丸表御舞台蟇股　五分ノ一　（重要文化財）
［甲良控］　写図　各27.9×39.7cm　縮尺：1/5　［万延度］
請求記号：東6169-24

万延度本丸御殿の表舞台、軒下にあった装飾的部材「蟇股（かえるまた）」の詳細図。蟇股は、蛙が股を広げたような形をしているのでこの名称があり、当初は実際に荷重をうけていたが、次第に単なる装飾と化したものが多くなった。江戸城本丸表能舞台には軒下に透かし彫りの欄間があり、蟇股はその各面に二つずつあった。内部には、図のような極彩色の「松に鶴」の彫物がほどこされていた。