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目食帖
齋藤松洲画 小 1帖 大正9年（1920）
請求記号：加4782
加賀氏と交友のあった画家、斎藤松洲（しょうしゅう、生年未詳-1934）の筆による、食べ物の画譜です。斎藤松洲には、明治42年（1909）、40歳の時から25年間にわたり、松洲が贈られた食べ物を描いた画譜「目食帖」計65冊（平成26年8月現在は江戸東京博物館で所蔵）という作品がありますが、同じ名前ながら、それとは性格を異にしたもののようです。
ちなみに、斎藤松洲への食べ物の贈り主の一人には「株式証券社長加賀豊三郎」の名前も挙がっているということです（＊）。また、松洲の試みとの関係性は不明ながら、加賀氏自身も「目食雑箋」（請求記号：加3740）及び「目食帖」（加3741）という名前の貼込帖を編纂しています。こちらは、食品の包装紙を集めたものです。
＊斎藤松洲[画]、斎鹿逸郎編『目食帖 昭和初期の「贈り物・食べ物」集成』 学生社 1990.7 （都立中央図書館請求記号：3838/3053/90） p.52-53