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8.昌平坂聖堂大成殿御上棟御規式絵図

聖堂大成殿御上棟規式絵図の画像

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昌平坂聖堂大成殿御上棟御規式絵図(しょうへいざかせいどうたいせいでんごじょうとうごきしきえず)
「大棟梁甲良若狭」 写 1舗 136.7×146cm
Framework-raising Ceremony for the Seido Taiseiden (hand-drawn)
請求記号:東394-13

幕府の命で林家第八代当主となった林述齋(じゅっさい)の建議により、寛政9年(1797)、湯島の聖堂及び学塾を正式に幕府のものとする形で、幕府直轄の教育機関としての学問所(昌平坂学問所)が成立しました。これに伴い、諸藩士・浪人のための書生寮や教官住宅の増設、大成殿の建て替えといった大規模な改築が行われ、寛政11年に落成しました。
本図は、その上棟式(じょうとうしき。建物の棟木を上げる際の儀式)の詳細を記録したものです。寛政11年当時のものではなく、「甲良若狭」(こうらわかさ)即ち甲良家十代目当主の甲良棟全(天保4年(1833)から慶應4年(1868)まで作事方大棟梁)が、式典の規範とするため後に資料を集めて作成した図面です。当時の上棟式が、建物がほぼ完成した状態で行われていたことが分かります。
従来の大成殿は、その前身である先聖殿に範を取り、正殿の両側に張り出しのある造りをしていましたが、この時の改築により、来日した中国人の儒者朱舜水(しゅんすい)が設計した水戸の孔子廟に倣った構造に改められました。

To prepare for its new status as part of the Shogunate's official educational institution Shoheiko, the Seido underwent a major two-year renovation beginning in 1797. This exhibit provides a detailed depiction of the jotoshiki (Framework-raising Ceremony when the framework of a building is completed and raised into position) for the Shoheiko school.

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