2. 維摩経義疏(ゆいまきょうぎしょ)

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維摩経義疏 ゆいまきょうぎしょ 聖徳太子著 慶安5年(1652)刊 3冊
請求記号:井1081

 鳩摩羅什(くまらじゅう)漢訳の大乗経典『維摩詰諸説経』(ゆいまきつしょせつぎょう)3巻等に対する、上宮皇(聖徳太子)の注釈書です。『法華経義疏』『勝鬘経義疏』と共に「三経義疏」(さんぎょうぎしょ)と称され、聖徳太子の撰述と伝わっています。三経が摺経として印刷されたのは、鎌倉時代の宝治元年(1247)に法隆寺で開版された「法隆寺版」(出版史において「寺院版」と総称される古い出版物の一つ)が最初で、これは聖徳太子自筆の書体を写したものと言われています。法隆寺版から慶安版に至る間の刊本は見つかっておらず、本書はこの法隆寺版をもとにして訓点を施し覆刻したものと考えられます。仏書類は近世に最も多く刊行された出版物であり、本書を含む三経義疏もその一つです。

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