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7. 康熙字典

康熙字典の画像

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康熙字典 こうきじてん
12巻(本文)首巻 備考 補遺 等韻 字典琢屑 初学索引 都賀庭鐘校 安永9年(1780)刊 41冊(後印)
請求記号:井2078

『康熙字典』とは、清朝第4代康熙帝の勅命により編集され、康煕55年(1716)に完成し、以後の字書の標準となったものです。本書は和刻本『康熙字典』七種のうち最初のもので、殿版(でんぱん、清朝の中央官庁が武英殿で刊行した出版物)『康熙字典』の誤り九百条を指摘する「字典琢屑」(じてんたくせつ)と、日本人読者のための利用の手引き「初学索引」(しょがくさくいん)を併せた1巻を付録として加え、句読・訓点を施し、本文の誤りを修正した上で刊行されました。清において殿版の誤りを訂正した道光版『康熙字典』が『字典考証』(じてんこうしょう)とともに刊行されたのは、本書の刊行から約50年後の道光11年=天保2年(1831)であることからも、当時の学問水準の高さが窺えます。
校訂者の都賀庭鐘(つがていしょう)は、中国の白話文学を翻案した『英草紙』(はなぶさぞうし)等の作品により、「読本」(よみほん)という新たな近世文学のジャンルを確立しました。続く初期読本の作者の中でも、特に上田秋成には大きな影響を与えたことで知られています。
特別文庫室では、殿版『康煕字典』も所蔵しています。詳しくは、特別コレクション第16回「諸橋文庫の漢籍-字典類を中心に-」をご覧ください(クリックするとリンクが開きます)。

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