8. 杜詩詳註(とししょうちゅう)

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杜詩詳註 とししょうちゅう  
25巻 首1巻 附2巻 清仇兆鰲注 清康熙32(1693)序 刊 24冊
請求記号:井 2469

 清代の仇兆鰲(きゅうちょうごう)による杜甫の詩文の注釈書で、今日における代表的な杜詩のテキストです。編年体で排列され、圏発(けんぱつ)という声調を示す音注の多さに特徴があります。康熙32年に皇帝に献上された正本(所蔵者不明)が増補改訂され、康熙42年頃に刊行されたものです。後刻本にも同年の刊記が踏襲されますが、初期に成立した刊本では皇帝に関する語がすべて改行して最上に置かれる特徴があります。本書はそれが見られることから、初版に近い成立と考えられます。

<参考文献>
佐藤浩一「『杜詩詳註』伝本三種」 中国古籍文化研究所編『中国古籍流通学の確立 流通する古籍・流通する文化』(アジア地域文化学叢書6) 雄山閣 2007.3 p.169-214 (都立図書館請求記号022.3/5028/2007)

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