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1.江戸生艶気樺焼

江戸生艶気樺焼の画像

江戸生艶気樺焼 山東京伝著 北尾政演(まさのぶ)画
三巻三冊 天明5年(1785)刊 蔦屋重三郎  請求記号:函46-11

京伝の黄表紙の代表作の一つで、挿絵も京伝自身が描いています。
大金持ちの息子仇木屋艶二郎(あだきやえんじろう)は、醜男ながら非常にうぬぼれが強く、色男の評判を立てようと、遊び仲間の北里喜之介(きたりきのすけ)、太鼓医者のわる井志庵と相談し、様々な愚行を重ねます。最終的には遊女との心中まで企てますが、追いはぎにあって丸裸にされてしまいます。実はそれは艶二郎を懲らしめるために親が仕組んだ狂言で、親に意見されようやく身の程を知ります。
艶二郎の獅子鼻は、京伝鼻と呼ばれ、また艶二郎はうぬぼれ者の代名詞となったようです。題名は、江戸前の鰻の蒲焼のもじりです。
この作品は、天明5年の初版も含めて四度の版行が行われており、当館所蔵資料は寛政3、4年(1791、2)頃のものと思われます。

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