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客者評判記　3巻3冊　式亭三馬著　歌川国貞画　文化8（1811）刊　12.8×18.5cm
請求記号：函1-13

『浮世風呂』などの作品で知られている江戸時代後期の作家、式亭三馬が書いた滑稽本です。三馬は戯作者として数多くの作品を残していますが、大変な芝居通でもあり、芝居に関する著作も数多く残しています。
この本は、八文舎自笑が序文で「毎年刊行されている役者評判記の裏を書いて、見物人の品定めをしている」と書いている通り、当時流行していた役者評判記（歌舞伎役者の技芸を批評した本。八文舎自笑も著者の一人）のまねをして、芝居の客を批評している本です。
芝居見物左衛門という芝居好きが、江戸っ子と芝居とのかかわり方や楽しみ方を絵入で評価、解説するという内容になっています。