『東京の建築散歩』の巻

平成24年9月15日作成
情報サービス課都市・東京情報係

「Over The Century 東京駅丸の内駅舎保存復原2012年10月完成」 (JR東日本)

「浅草駅ビル外観 80年前の姿に」
(『日本経済新聞』平成24年5月18日 夕刊15面)

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このコーナーでは、都政や東京のニュースや話題をとりあげ、インターネット情報と都立図書館の資料をご紹介します。
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 赤レンガの東京駅丸の内駅舎(重要文化財)は、平成19年から5年余の工事期間を経て、今年10月に大正3年創建当時の姿に復原されます。
 また、浅草駅ビルが今年5月の「東京スカイツリータウン」開業に合わせ、昭和6年創建当時の外観に戻されました。他にも丸の内の三菱一号館、清泉女子大学本館(大正4年創建 旧島津侯爵邸 平成24年に「東京都指定有形文化財」に指定)など歴史的近代建築の復元、保存が進んでいます。赤レンガ建築、看板建築、長屋、民家などを懐かしみながら街並み歩きを楽しむ人も増えています。
 今回は、建築の保存・再生に関する資料や、東京都の街並みづくりへの取組、建築散歩を楽しむためのガイドブック等をご紹介します。

☆印は都立中央図書館所蔵の資料です。★印はインターネットのホームページで関連の情報を見ることができます。

建築の保存・再生

☆『東京レスタウロ 歴史を活かす建築再生』 民岡 順朗著 ソフトバンククリエイティブ 2012.6 (ソフトバンク新書)
 「レスタウロ」とは、イタリア語で「歴史的な価値を損なわずに再生する」ことを意味します。東京にあるレスタウロ物件から、東京駅、原美術館、IID世田谷ものづくり学校等50件を紹介しています。

☆『再生名建築』 足立 裕司編著 鹿島出版会 2009.9 (時を超えるデザイン1)
 再生建築小史と、全国の再生建築事例117件を紹介しています。国際子ども図書館(旧帝国図書館)、自由学園明日館など、一部図面つき。

☆『歴史的遺産の保存・活用とまちづくり』 改訂版 大河 直躬編著 学芸出版社  2006.3 
 各地の「まちづくり」で、その保存と活用を担当する方の手引きになることを目的に作られており、国内外の事例を紹介しています。巻末に参考文献あり。

☆『都市の記憶を失う前に 建築保存待ったなし!』 後藤 治、オフィスビル総合研究所「歴史的建造物保存の財源確保に関する提言」プロジェクト著 白揚社 2008.4 (白揚社新書) 
 かつて国の文化財保護行政に携わった著者が、我が国の歴史的建造物の保存と継承の問題点を3つ挙げ、欧米諸国の仕組みを参考にしながら、対処法を提案します。

☆『東京遺産 保存から再生・活用へ』 森 まゆみ著 岩波書店 2003.10 (岩波新書) 
 同潤会アパート、上野の奏楽堂など歴史的建造物の保存運動にかかわってきた著者が、20年に及ぶ活動記録と再生・活用への提言を記しています。東京遺産関連略年表つき。

☆『徹底図解!!よみがえる東京駅』洋泉社 2012.6 (洋泉社MOOK ) 
 復原される東京駅の歴史を紹介しています。

☆『一丁倫敦と丸の内スタイル : 三菱一号館からはじまる丸の内の歴史と文化』 岡本 哲志監修 三菱地所 2009.9 
 2009年に復元された三菱一号館と、丸の内の歴史を写真や図入りで紹介しています。

歴史的建築物の保存・活用(国土交通省)
 新宿御苑旧洋館御休所(重要文化財)など、歴史的官庁施設等保存・活用事例リストを掲載しています。

東京の歴史的建造物

国指定文化財等データベース(文化庁)
 東京には、東京駅丸ノ内本屋、日本橋、浅草神社などの国宝や国指定の重要文化財(建造物)が72件あります。

☆『東京都選定歴史的建造物と景観上重要な歴史的建造物等 : 歴史的な資源を活かした景観づくり』 第2刷 東京都都市整備局編刊 , 2004.10 
 日本橋の三越本店、上野の国際子ども図書館、墨田区にある東京都復興記念館などの歴史的建造物が指定されています。文化財は含まれません。文化財に指定されると、歴史的建造物指定が解除されます。

※ 最新情報は、東京都都市整備局のHPをご覧ください。
都選定歴史的建造物一覧(東京都都市整備局)

☆「東京都指定文化財の新指定等」『東京の文化財』113号(2012年3月) 東京都教育庁地域教育支援部管理課 p.1-3 
 平成23年度に新しく指定された東京都指定文化財を紹介しています。

☆「特集:街並み景観の保存と文化を考える」『街並み』48号(2011年春) 東京都防災・建築まちづくりセンター編 p.2-9 
 東京における歴史的景観形成の取組等を紹介しています。

東京の建築を知る・楽しむ

☆『図説 東京都市と建築の一三〇年』 初田 亨著 河出書房新社 2007.6 ( ふくろうの本 ) 
 明治から平成の初めまで130年間の建築及び都市の変化を図解しています。巻末に「近代都市史・建築史年表」つき。

☆『東京建築物語』 北井 裕子著 枻(えい)出版社 2008.6 
 国会議事堂、築地本願寺、日本民芸館など、20件の建物を紹介しています。巻末に「おもな建築家たちとその仕事」「東京建築MAP」つき

☆『東京-建築・都市伝説』 米山 勇監修 TOTO出版 2001.11 
 帝国ホテル、国立代々木競技場、超高層ビルなどがポップアップするピクチャーブックです。江戸東京博物館「東京建築展」開催記念出版。

☆『東京ノスタルジック 家の写真集』 崎山 健一郎著 岩波書店 2011.7 
 東京23区を10年間歩いて見つけた看板建築、長屋、アパート、民家から、心に残る名品を紹介するコンパクトな横型写真集です。

☆『完本・建築探偵日記:東京おんりい・いえすたでい』 藤森 照信著 松戸 王国社 1999.8 
 1986年6月から1995年9月までの建築探偵日記をまとめたものです。今ではすでに取り壊された建築、修復された建築も含まれます。

☆『江戸東京たてもの園』第13版 東京都歴史文化財団江戸東京たてもの園編刊 2009.10 
 「江戸東京たてもの園」は現地保存が不可能な文化的価値の高い歴史的建造物を移築し、復元・保存・展示している施設です。高橋是清邸、子宝湯(銭湯)、川野商店(和傘問屋)、万世橋交番などを紹介しています。

☆『東京都の近代和風建築 東京都の近代和風建築総合調査報告書』 東京都教育庁地域教育支援部管理課編刊 2009.3
 文化庁の国庫補助事業として東京都教育委員会が3年かけて実施した調査の詳細な報告書です。

☆『赤レンガ近代建築:歴史を彩ったレンガに出会う旅』 佐藤 啓子編著 青幻舎 2009.4 
 赤レンガの近代建築101件を北海道から九州まで地域別に収録しています。巻末に「用語解説」「赤レンガ建築MAP」つき。

建築散歩ガイド

☆『東京建築さんぽマップ 厳選50ルートから選ぶ』 松田 力著 エクスナレッジ 2011.4 
 街並みを歩くときのお供として編集しています。巻末に「建築物INDEX」「ひとやすみINDEX」つき。

☆『目利きの東京建築散歩 おすすめスポット33』 小林 一郎著 朝日新聞出版 2010.5 (朝日新書) 
 ぶらりと東京の街を散策し、建築の変遷を感じ取って楽しむための、半日ほどの33コースを紹介しています。

☆『自転車で東京建築さんぽ 明治・大正・昭和篇』 小林 一郎、寺本 敏子著 平凡社 2009.9 
 皇居周辺コースから荒川コースまで自転車で建築を巡る14コースを紹介しています。地図つき。

☆『出会いたい東京の名建築 歴史ある建物編』 三舩 康道著 新人物往来社 2007.9
 産経新聞の都内版に2002年4月から2004年9月まで連載した「まちの名建築」を加筆修正し、100件にしたものです。巻末に「東京都の文化財建造物」リストつき。

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