『東京の案内サイン』の巻

平成28年4月14日改訂
情報サービス課都市・東京情報係
「「区市町村・事業者のための『心のバリアフリー』及び『情報バリアフリー』ガイドライン」を策定しました」
(報道発表 平成28年4月1日 福祉保健局)
「「新宿ターミナル基本ルール」を策定しました」
(報道発表 平成28年4月1日 都市整備局)
「「東京みちしるべ2020」を策定しました 誰にでもわかりやすい道路案内標識」
(報道発表 平成28年1月29日 建設局)
「「国内外旅行者のためのわかりやすい案内サイン標準化指針」 を改定しました」
(報道発表 平成27年2月19日 産業労働局)
◆「災害別避難所マーク制定 外国人も見て理解」 (『読売新聞』 平成28年3月23日 東京朝刊 11面)
避難場所を表すピクトグラムが新たに日本工業規格(JIS)に登録されました。今後、国際標準化機構(ISO)にも登録申請される予定です。

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このコーナーでは、都政や東京のニュースや話題をとりあげ、インターネット情報と都立図書館の資料をご紹介します。
さらに詳しい情報をお求めの場合には、御来館いただくか、電話(03-3442-8451)、Eメールレファレンス、文書でお問い合わせください。
以下の期間中、このページで紹介している資料を都立中央図書館の都市・東京情報コーナーで展示しています。ぜひご来館ください。
平成28年4月8日(金)~5月11日(水)(休館日:4月17日(日))

まちにある公共サインや案内標識など、誰もが目にする表示は、誰にとってもわかりやすいものでなければ伝わりません。例えば日本語だけで書かれていると、外国人には意味がわからず、漢字によみがなが振られていなければ小さな子どもは読めません。
近年こうした考え方が普及している背景には、4月1日に施行された「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」(いわゆる「障害者差別解消法」)をはじめとする障害者に関する法整備や、日本を訪れる外国人旅行者の増加などが挙げられます。

今回は、「誰にとってもわかりやすい」を目指す東京都や都内自治体の取り組みとともに、サインやピクトグラム(※)に関する情報をご案内します。

※ピクトグラム:視覚記号の一つで、絵文字、絵単語、図記号の総称。非常口やトイレの目印に代表されるように、文字がなく目につきやすい無駄のない図記号で表されている。

*参考→ 『東京のユニバーサルデザインとバリアフリー』の巻(2014年6月)

☆印は都立中央図書館所蔵の資料です。★印はインターネットのホームページで関連の情報を見ることができます。
 

東京の「わかりやすいサイン」への取り組み

ここでは、主に視覚情報による公共サインなどの表示に関する、最近の東京都および都内自治体の方針やガイドラインをご紹介します。

東京都

区市町村・事業者のための「心のバリアフリー」及び「情報バリアフリー」ガイドライン(東京都福祉保健局)

このガイドラインの「情報バリアフリー編」では、日常だけでなく災害時などいざというときにもすべての人が情報を入手できるよう、情報面におけるバリアフリーに向けた取り組みのポイントを紹介しています。

「区市町村・事業者のための「心のバリアフリー」及び「情報バリアフリー」ガイドライン」 東京都福祉保健局

新宿ターミナル基本ルール(新宿ターミナル協議会)

新宿ターミナル協議会は、東京都都市整備局を事務局に、新宿駅及びその周辺部を対象として、多様な関係者が連携して利便性の向上に取り組むことを目的とし設置されました。対象範囲には、JR新宿駅を中心に、西武新宿駅や地下鉄大江戸線新宿西口駅、京王新線新宿駅なども含まれています。
案内サインについては、
 (1)使用名称、ピクトグラムなどの表記の統一、色彩、レイアウトなどの表現を統一
 (2)現在位置の明確化と行き先の単純化を図るサインシステムの構築
が、ポイントとして挙げられています。

「新宿ターミナル協議会」 東京都都市整備局
ページの末尾に「新宿ターミナル基本ルール」の概要版と本編があります。

東京みちしるべ2020(東京都建設局)

東京都建設局による計画です。英語併記化やピクトグラム、路線番号の追加などにより、外国人を含めた全ての人にわかりやすい道路案内標識の整備に取り組むために策定されました。

「東京みちしるべ2020~誰にでもわかりやすい道路案内標識~」 東京都建設局  (PDF形式2.0MB が開きます)

国内外旅行者のためのわかりやすい案内サイン標準化指針(東京都産業労働局)

国内外からの旅行者がひとりでまち歩きを楽しめるように、わかりやすく統一された案内サインの普及を目指しています。7年前に策定された指針から、観光庁が平成26年3月に策定した ★「観光立国実現に向けた多言語対応の改善・強化のためのガイドライン」等を踏まえ、多言語対応の改善・強化を図るとともに、外国人旅行者のニーズが高い施設・観光地等を新たに加えています。

『国内外旅行者のためのわかりやすい案内サイン標準化指針 歩行者編』 東京都産業労働局観光部振興課編 東京都産業労働局観光部振興課 2015年2月 (T/ 689.0/ 5010/ 1)
『国内外旅行者のためのわかりやすい案内サイン標準化指針 鉄道等編』 東京都産業労働局観光部振興課編 東京都産業労働局観光部振興課 2015年2月 (T/ 689.0/ 5010/ 2)
『国内外旅行者のためのわかりやすい案内サイン標準化指針 観光施設・宿泊施設・飲食店編』 東京都産業労働局観光部振興課編 東京都産業労働局観光部振興課 2015年2月 (T/ 689.0/ 5010/ 3)
『国内外旅行者のためのわかりやすい案内サイン標準化指針 東京都版対訳表』 東京都産業労働局観光部振興課編 東京都産業労働局観光部振興課 2015年2月 (T/ 689.0/ 5010/ 4)
★インターネット版はこちら → 「「国内外旅行者のためのわかりやすい案内サイン標準化指針」 を改定しました」(東京の観光公式サイト GO TOKYO) (公財)東京観光財団

東京都カラーユニバーサルデザインガイドライン(東京都福祉保健局)

多様な色覚に配慮して、情報がすべての人に正確に伝わるようにデザインする、カラーユニバーサルデザインの手法を説いています。
 
『東京都カラーユニバーサルデザインガイドライン』 [東京都福祉保健局生活福祉部地域福祉推進課編] 東京都福祉保健局生活福祉部地域福祉推進課 2011年3月 (T/ 369.2/ 5362/ 2011) 
★インターネット版はこちら → 「東京都カラーユニバーサルデザインガイドライン」 東京都福祉保健局

ヘルプマーク(東京都福祉保健局)

外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、作成されたマークです。東京都が独自に作成し、都内の自治体にも補助金を出して普及を支援しています。全国の自治体から使いたいとの要望があったため、当ガイドラインを作って使用の呼びかけを始めました。
 
『ヘルプマーク作成・活用ガイドライン 』 [東京都福祉保健局障害者施策推進部計画課/編] 東京都福祉保健局障害者施策推進部計画課 2014年10月 (T/ 369.2/ 5409/ 2013)
★インターネット版はこちら → 「ヘルプマーク」 東京都福祉保健局

区市町村

千代田区

「千代田区公共サインデザインマニュアル(素案)および千代田区サインガイドライン(素案)に対する意見募集」 千代田区
案段階ですが、サインマニュアルがPDFで見られます。

文京区

「文京区ホームページ」 文京区
ホーム>文化・観光・スポーツ>文京の観光案内>観光に関する計画・事業等>文京区案内標識等統一化計画 の順にアクセスすると、「文京区案内標識等統一化計画」が見られます。もしくはサイト内検索で「文京区案内標識等統一化計画」と検索してください。

墨田区

「墨田区公式ウェブサイト」 墨田区
トップページ>産業・まちづくり>まちづくり>まちづくりの推進>景観のまちづくり>公共サイン の順にアクセスすると、「公共サイン」のページが見られます。もしくはサイト内検索で「公共サイン」と検索してください。

大田区

「大田区サイン基本計画」 大田区

世田谷区

「世田谷区視覚情報のユニバーサルデザインガイドライン」 世田谷区

練馬区

「建物サインづくりマニュアル」 練馬区

葛飾区

「葛飾区公共サインガイドライン」 葛飾区

武蔵野市

「武蔵野市公共サインガイドラインについて 」 武蔵野市

調布市

『調布市公共サイン整備方針』 [調布市] 都市整備部交通対策課編 調布市 2012年3月 (T/ 70・518/ 5050/ 2012)
『調布市公共サイン整備ガイドライン』 都市整備部都市計画課編 調布市 2015年3月 (T/ 70・518/ 5079/ 2015)
★インターネット版はこちら → 「調布市ホームページ」 調布市
トップページ >まちづくり・環境 >都市計画・街づくり >バリアフリーの街づくり  の順にアクセスすると、上記の方針とガイドラインが見られます。もしくはサイト内検索で「公共サイン」と検索してください。

福生市

「福生市公共サイン整備方針」 福生市

狛江市

「狛江市視覚情報のユニバーサルデザインガイドライン [2512KB pdfファイル] 」 狛江市

わかりやすくするには?

ユニバーサルデザインの考え方

誰にとってもわかりやすい表示のためには、ユニバーサルデザインの考え方が欠かせません。ユニバーサルデザインは、サインなどの表示だけでなく様々な分野を対象としています。ここでは入門書をご紹介します。
*参考→ 『東京のユニバーサルデザインとバリアフリー』の巻(2014年6月)


『ユニバーサルデザインの教科書』第3版 中川聰監修 日経デザイン編 日経BP社 2015年6月 (501.8/ 5393/ 2015)
この本では、ユニバーサルデザインの評価指標をもとに、ユニバーサルデザインの基本理念と実践方法を身につけることを目標としています。

『トコトンやさしいユニバーサルデザインの本』第2版 宮入賢一郎, 実利用者研究機構著 日刊工業新聞社 2014年12月 (501.8/ 5192/ 2014)
バリアフリーとの違いの解説や各機関・企業の取り組み事例などの紹介があります。巻末には2007年ごろまでに日本におけるユニバーサルデザイン政策動向の年表があります。

『ユニバーサルサイン デザインの手法と実践』 田中直人著 学芸出版社 2009年5月 (525.1/ 5122/ 2009)
この本では「できればすべての人にやさしいサイン」の実践を目指しています。国内外の事例が紹介されており、ユニバーサルデザイン実践の基礎を学ぶ人にとっての基礎的専門書です。

「一般財団法人国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD)」 一般財団法人国際ユニヴァーサルデザイン協議会
ユニヴァーサルデザインのさらなる普及と実現、また日本発のユニヴァーサルデザインの世界への発信を目的としています。

「とうきょうユニバーサルデザインナビ」 公益財団法人東京都福祉保健財団
都内の施設や交通機関等に関するユニバーサルデザイン情報及びバリアフリー情報を集約したポータルサイトです。

サイン、ピクトグラム、標識の技法・仕様

サインやピクトグラムの実例が多く掲載されている本や、その作成手法が書かれた本をご紹介します。
『サインシステム計画学 公共空間と記号の体系』 赤瀬達三著 鹿島出版会 2013年9月 (526.6/ 5069/ 2013)
サイン設計の第一人者が、公共空間のサインシステムのデザインを講義する1冊です。

『ピクトグラム&アイコングラフィックス』 ピエ・ブックス 2002年8月 (D/ 727.0/ 5059/ 2002)
レジャー、交通、教育、流通などの場面ごとに用いる、国内外のピクトグラムの例を掲載しています。

『ピクトグラム&アイコングラフィックス 2 世界のユニバーサル・コミュニケーションデザイン実例集』 ピエ・ブックス 2007年5月 (D/ 727.0/ 5059/ 2)
上の続編です。公共、商業、レクリエーションなどの場面でのピクトグラムが掲載されています。

『GUIDE SIGN DESIGN ガイドサイン、ネオンサイン、標識、案内板など実例写真とピクトグラムを含むデザイン集』 アルファブックス/アルファ企画 2011年5月 (D/ 727.0/ 5362/ 2011)
国内66ヶ所の案内サインの実例が紹介されています。

『絵で表す言葉の世界 ピクトグラムは語る』 村越愛策著 交通新聞社 2014年2月 (727.0/ 5451/ 2014)
数々の公共サインを手がけ、JIS案内図記号原案作成委員会委員長などを歴任した筆者が、ピクトグラムの歴史から現在の交通機関のサインまで解説しています。

『東京オリンピック1964デザインプロジェクト』 東京国立近代美術館編 東京国立近代美術館 2013年2月 (T/ 780.6/ 5118/ 2013)
日本でピクトグラムが公共施設に導入されるきっかけとなった、1964(昭和39)年オリンピック東京大会のデザイン展覧会の図録です。

「標準案内用図記号」 公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団
国内で標準的に使用される125の案内図記号がダウンロードできます。

「アクセシブルデザインの標準化」 財団法人共用品推進機構
国内外のアクセシブルデザインの標準化の資料や情報を掲載しています。

「公益社団法人日本サインデザイン協会」 公益社団法人日本サインデザイン協会
1965年に発足し、サインデザインの向上と普及を目指した幅広い活動を続けている団体です。

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