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歌舞伎十八番の一つ、『助六由縁江戸桜』の場面を描いた作品。松本幸四郎、市川海老蔵、岩井半四郎という現在でも名前が受け継がれている人気役者たちが演じています。
八朔(8月1日)は徳川家康の江戸入府の日とされることから、江戸時代にはもっとも重んじられていた行事でした。
11月の酉の日に行なわれる祭礼「酉の市」(とりのいち)を描いたものです。男性は右手に福をかき込むためのおかめの熊手、左手には人の上に立つための芋頭(いもがしら)を縁起物として持っています。
江戸随一の花街(はなまち)であった吉原は、元和3年(1617)に、それまで市中数か所に散在していた遊女屋を集めて、日本橋人形町附近に遊郭(ゆうかく)を作ったのが始まりと言われています。明暦(めいれき)大火後の明暦3年(1657)8月に、現在の台東区千束に移転しました。吉原の遊女たちは、徳川家康の江戸入城を祝う八朔(はっさく)(8月1日)の祝儀の日には、白無垢(むく)の着物を着て祝ったといわれています。