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回向院の本堂の右側に見えるよしず張りの巨大な建物が相撲小屋です。表門の外に立てられた相撲櫓(やぐら)から打ち鳴らされる櫓太鼓の音によって、江戸の人々は勧進相撲の始まりを知ることができました。
嘉永2年(1849)11月に両国の回向院で開催された本場所を描いた錦絵です。大関・剣山(つるぎさん)以下東方の力士が土俵入りを済ませ、代わって西方の力士が土俵に上がろうとしている場面を描いています。
この絵は人気力士や行司を東西に分けて描き、名前を当てさせる判じ物です。判じ物とは、文字や絵画に、ある意味を隠しておき、それを当てさせる謎かけ遊びの一種です。
両国回向院境内で興行された相撲の取り組みの様子を描いたものと思われます。谷川梶之助、小野川喜三郎など寛政期(1789~1800)を代表する力士たちが写実的な似顔絵で描かれています。
江戸時代初期から幕末にかけて活躍した力士97名の名前や所属する藩、身長のほか、105人の人物の似顔絵が描かれた錦絵。この6枚続きの錦絵を見ると江戸時代の有名力士のほとんどを知ることができます。