丸ノ内街 帝都の中枢丸の内街の壮観、大正三年ごろまでは草茫々たりし三菱ヶ原が一変した姿である。丸の内ビルデイングは三菱経済で大東京駅に対峙す。丸ビルには朝夕五千人に近い男女が出入りし、生活必需品は勿論あらゆる機器が整っている。敷地二千八百二十一坪、室数三百六十、とにかくこのビルデイングだけで一小市街を呈している。
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