世界屈指の大都会として誇る東京市の、総元締としては些か貧弱な建物ですが、明治二十年代の西洋館が、モダン東京の中心ともいうべき丸の内に、古色蒼然として聳え立っているのは、ちょっと微苦笑ものです。而も東京府庁との寄合所帯なのです。何れ大東京都の実現と共に、新庁舎が堂々と生まれ変わる予定だそうであります。
詳細(TOKYOアーカイブ)