国や地方の情報を調べた事例2 放課後児童クラブ
- Q 放課後児童クラブ(学童保育)に関する道府県や海外の取り組みについて知りたい。
- A 以下の資料に関連する情報がある。(調査年月:2009年6月)
- 日本の状況
図書
- 資料1『学童保育の実態と課題に関する調査研究』は、「市区町村対象調査」等3つの調査に基づく調査研究。
- 資料2『学童保育ハンドブック』には、具体的な取組み事例は書かれていないが、全体像をつかむには適している。
- 資料3『児童館と学童保育を問う』には、京都市と広島市の事例がある。
雑誌記事
- 資料4『日本の学童保育』(397号)の「特集 新設と分割で子どもの生活を守る」では、保護者(学童保育連絡会)の立場から増設運動について書かれた文章の中で、自治体がどう係わったかについて触れられている。
インターネット情報
- 学童保育の全国組織「全国学童保育連絡協議会」が、毎年『学童保育に関する実態調査』を行い、ホームページ上で概要を報告している。
- 「厚生労働省雇用均等・児童家庭局 育成環境課」は『放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の実施状況について』の調査を毎年5月1日現在で実施しており、毎年ホームページ上で報告している。
- 外国の状況
- 資料5『Business & Economic Review』(19巻6号)は、諸外国の放課後対策を特集している。概要は日本総合研究所のホームページでも確認できる。
- 資料6『スウェーデン、デンマーク、ドイツの学童保育』は、スウェーデン、デンマーク、ドイツの学童保育に関する報告書。
- 資料の検索方法について
国立国会図書館の『雑誌記事索引』で「学童保育」をキーワードに2005年以降の記事を検索すると173件ヒットする。論題から見て、現状や取組事例などもあるようなので、『雑誌記事索引』と国立情報学研究所『CiNii』を自身で検索するよう案内する。
調査の経緯
蔵書検索・雑誌記事検索・インターネットなどを用いて調査し、当館の蔵書の中から情報が掲載されているものを探していった。タイトルなどで判別できないものについては、分類番号などであたりをつけ、一つ一つ手に取って内容を確認していった。併せて、雑誌記事の検索方法についても紹介。
- 日本の状況
ここが使える 調査に有効な資料・情報
『雑誌記事索引』(国立国会図書館)
国立国会図書館が所蔵する雑誌のうち約10,000誌の雑誌記事を論文名や著者名から検索することができるデータベース。
都立図書館が所蔵しているかどうかについては、改めて検索し確認する必要がある。
調査に使用した資料
No. | 資料情報 (都立図書館の蔵書検索画面やWebサイトにリンクします) | 請求記号 | ページ |
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1 | 『学童保育の実態と課題に関する調査研究:放課後の子どもの生活の場が安心して利用できるために』 [学童保育の実態を課題に関する研究会編] 国民生活センター(相談調査部調査室)2008.2 | D/369.2/5455/2008 | |
2 | 『学童保育ハンドブック』 全国学童保育連絡協議会編 ぎょうせい 2006.4 | 369.4/5348/2006 | |
3 | 『児童館と学童保育を問う:「一元化」「一体化」をめぐって』 児童館・学童保育21世紀委員会編 萌文社 1998.11 | 3964/3243/8 | p.88-105、p.106-123 |
4 | 『日本の学童保育』 397号 (2008年9月) | p.7-31 | |
5 | 『Business & Economic Review』 19巻6号通巻224号 2009年6月 日本総合研究所 | ||
6 | 『スウェーデン、デンマーク、ドイツの学童保育』 全日自労建設農林一般労働組合学童保育指導員部会視察調査団[編] 全日自労建設農林一般労働組合学童保育指導員部会 1995.6 | 3694/3391/95 |