カビ対策

平成27年12月

 東京都立中央図書館は昭和48年に開館し、築40年が経過した施設です。平成17年度、地下書庫において洋書にカビの発生が大量に認められました。すぐさまカビが発生した資料を消毒しましたが、カビの胞子は空気中に漂っているため、対症療法だけでは再発の危険性があります。そこで、全館各部署からの委員で組織される資料保存委員会を中心に、環境の改善等、予防的処置を含めた対策を行っています。

環境改善

  • 湿度の下がる冬場に行っていた空調加湿を停止
  • 電動書架の日常的な動かし(風入れ)
  • 空気攪拌(くうきかくはん)のためのサーキュレーターを導入
  • データロガーと温湿度記録計(円盤記録紙)による温湿度管理
  • 書庫の壁を三重壁に
  • 空調運転の改善
  • 産業用除湿機の設置

カビ胞子に対する対策

  • カビの発生が著しい洋書の薫蒸(くんじょう):平成21年度実施済
  • 書庫内空気圧を陰圧から陽圧に
  • 書庫出入り口に塵埃粘着(じんあいねんちゃく)マットを敷設
  • 地下書庫空調機に紫外線殺菌灯を導入

         参考文献)佐々木紫乃、真野節雄ほか「紫外線殺菌灯(空調機専用)によるカビ対策-東京都立中央図書館の取組み-」文化財保存修復学会37回大会 研究発表ポスター(2015年)(PDF形式 1,032KB)

カビの栄養分の除去

  • 書架清掃
  • 専門業者による書架・資料の清掃・消毒(平成21年度より)

その他

  • 専門業者によるカビ点検と消毒

参考

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