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6.山王御祭礼図

山王御祭礼図

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歌川貞重画 古賀屋勝五郎 天保頃刊 大判錦絵3枚続
東京誌料 331-C6

山王とは山王権現、現在の日枝神社のことで、社の起原は古く徳川将軍家の産土神(うぶすながみ)として尊崇されていた。その祭礼は、城内に入った神幸行列を将軍が上覧することもあって、神田祭とともに天下祭と呼ばれ、江戸の代表的な夏祭として市民の大きな娯楽でもあった。
行列は山車と神輿に分かれるが、当時は山車が中心で、各町が原則として恒例の主題をもとに人形や飾りを仕立てた。第一番の大伝馬町は諫鼓、第二番の南伝馬町は山王権現の使いである御幣をかついだ猿と決まっており、あとは年により多少異なった。神田祭も一番諫鼓、二番猿は同じだが、鶏や御幣の色が異なる。
本図は山王祭の山車行列が市中を進む様を描いた錦絵。この行列の並びは天保7年のものではないかと思われる。貞重は初代国輝の前名で、弘化4年ごろまで貞重を名乗っていた。

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