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8. 東都花見八景 染井

東都花見八景 染井

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歌川房種画 伊勢屋惣右衛門 明治元年(1868)刊 団扇絵
東京誌料 07773-C5

この少し横に長い楕円形の錦絵は、団扇に貼るための団扇絵と呼ばれる絵である。菊花の咲き乱れる前に武家奉公の娘か、美人が大きく描かれている。「東都花見八景」の題があり、江戸の花の名所に美人を取合せた図柄で八枚刊行されたのであろう。特別文庫室では、染井、向島、吉原、深川八幡の4枚を所蔵している。
染井は植木屋が多かったことで知られ、『菊花壇養種』(弘化3年)には、「東都にては巣鴨染井の邉は菊を造るに妙なるゆゑ古くより名物の聞えあり」と記されている。花の盛りには、美しく設えられた菊の花壇を見物する多くの人で賑った。花の上に見える市松模様のものは、日覆いの障子で、菊花が半開になる頃日覆い障子をかけ、花のひらくのを待つ、と同書に図入りで説明がある。

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