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9. 七五三祝ひ乃図

七五三祝ひ乃図

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三世歌川豊国画 清水屋常次郎 弘化初年刊 大判錦絵3枚続
東京誌料 07822-C3

男女三歳での髪置、男子五歳での袴着、女子七歳での帯解といった子供の年祝いは、古く中世の公家日記などにも見えるが、近世になると町民の間にも行われ、七五三と称されるようになった。『東都歳事記』(天保9年)の11月15日に、「嬰児宮参」として「当月始の頃より下旬迄 但し十五日を専らとす」とある。晴着を着せ産土神ヘ詣で、親戚の家を回り、祝宴を催すなど次第に華美となった。図中後ろに付従う少年の手には千歳飴も見える。
落款に「国貞改二代豊国」とあるが、国貞は弘化元年に師豊国の名を襲名して二代を名乗る。しかし、文政8年初代の養子豊重がすでに二代を継いでいるので、実際には三代である。襲名からそう遠くない刊行であろう。

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