ページの先頭です

ページ内を移動するためのリンク
本文へ移動する

ここからグローバルナビです。

グローバルメニューここまでです。

1. 洗雲亭清賞

洗雲亭清賞の画像

昭和12年刊 洗雲亭蔵版 特大1冊付解説
加101

昭和12年加賀豊三郎氏が、架蔵の自筆本三十六部を標本的に一二葉づつ選び作成した図録である。図録とはいっても写真を掲げるのではなく、すべて木版で再現したもので、戦前における木版印刷技術の最高水準を示す美しい書物となっている。その上表紙や帙には、京都の竜村に特注した布を使用、装丁も凝ったものである。
題字は清浦奎吾、題簽は市島春城、序は徳富蘇峯によるなど錚々たる人物が名を列ねる。別冊として付された解説は、専ら木村仙秀によるもので、編纂は三村竹清の指導によると氏の自序にあり、その蔵書をめぐっての交友関係が偲ばれる。
巻子本を中心とした続編も考えられていたらしいが、残念ながらその後世上は騒がしくなり実現しなかった。

ここからサイトのご利用案内です。

サイトのご利用案内ここまでです。