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7. 南総里見八犬伝

南総里見八犬伝の画像
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曲亭馬琴自筆 半紙本1冊
加8277

雄大な構成、変化に富む筋立てによる馬琴読本の極致ともいうべき『南総里見八犬伝』第四輯巻之三・四(文政3年刊)の稿本である。本文には幾重にも貼り紙を繰返して訂正した跡が見える。挿絵の下絵はもと見開きで描いて、後に両断して貼り込んだらしい。「六月夜分夏いせう(衣裳)・・・おなじいふくのもやう(模様)に」などと朱筆で画工に細かい注文を出している。掲出の「妙薬の効 信乃回陽す」の場面は、出来上がった版本を見ると、人物の配置など、だいぶ雰囲気の異なったものになっている。
全九輯106冊にわたるこの大作は、その執筆途中で馬琴は失明、一子宗伯の未亡人お路に口述筆記させ、完成までに28年間という歳月を費やした。
八犬伝の稿本は、同じ第四輯の巻之一と八輯九輯などの存在が現在知られている。

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