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7.[寒詣図]

[寒詣図]

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尾崎紅葉書 斎藤松洲画 明治36(1903)刊 1枚
加12438

紅葉は明治36年10月30日、胃癌により満35歳9ヶ月で死去した。10月22日、紅葉の元を友人の画家斎藤松洲が訪れ、その折りに松洲が描いた絵に紅葉が画賛したものが、紅葉の絶筆といわれている。これはその絵を版画化したもので、当室には色版を含めた版木と、版画が収められている。おそらく松洲を経由して入手した加賀氏が版を仕立て、近しい者に配ったと推察される。句は「寒詣翔けるちん/\千鳥かな」。
斎藤松洲(1870-?)は大阪生まれの日本画家で、後東京に移住した。関西文檀の宇田川文海の女婿で、その関係もあって硯友社の人々と親交があった。紅葉の日記・書簡類により交流の様子がうかがわれる。

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