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3. お染久松色読販

お染久松色読販

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歌川国丸画 文化10年(1813)刊 大判錦絵竪2枚続
(文化10年3月森田座 おそめ・久松・土手のお六<5>岩井半四郎、鬼門喜兵衛<5>松本幸四郎)
東京誌料 M337-3

四世鶴屋南北作の生世話狂言で、通称「お染の七役」とも呼ばれる。本図は文化10年3月初演の際の錦絵。主役の五代目半四郎は、画面に描かれた三役の他に、奥女中竹川、お染の義母貞昌尼、田舎娘お光、お作など扮装の異なる七役をめまぐるしい早替りの技巧で見せた。五代目半四郎は大きな目が愛嬌のある「目千両」「大太夫」と呼ばれた人気役者で、この芝居の土手のお六によって女だてらに悪事を働く"悪婆(あくば)役"を確立した。
掲出は、土蔵内の久松にお染が書き置きを渡し、さらにその下で土手のお六となる早変わりと、喜兵衛が土蔵を破って逃げる様子を竪二枚続きの画面で表現している。
平成15年10月歌舞伎座において、お染など七役を五代目坂東玉三郎、喜兵衛を十二代目市川団十郎の配役で上演された。

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