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5. 助六所縁江戸桜

助六所縁江戸桜

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歌川国貞画 山口屋藤兵衛 天保3年(1832)刊 大判錦絵3枚続 
(天保3年3月市村座 ひげの意休<5>松本幸四郎、揚巻の助六<5>市川海老蔵、三浦揚巻<5>岩井半四郎) 
東京誌料 M239-4-3

歌舞伎十八番のひとつ。正徳3年(1713)江戸山村座上演の『花館愛護桜』で、二代目団十郎が助六に扮したのが初演とされる。名優が代々洗練を重ね、この天保3年の上演時に、「市川流十八番の内」として、市川団十郎家の"家の芸"として完成したと言われている。このとき七代目の団十郎は八代目に名跡をゆずり、自分は再び前名の五代目市川海老蔵を名乗った。
この場面は、男伊達花川戸の助六実は曽我の五郎が、宝刀詮議のため吉原へ通い、遊客に喧嘩を売っては刀を抜かせるところ。
意休役松本幸四郎の文字の墨色が濃く、顔の周辺に埋木のあとが見られるうえ、幸四郎の衣裳は、本来坂東家を象徴する花勝見の模様である。おそらく三代目坂東三津五郎が出ることになっていて版木も完成していたところ、幸四郎に変更になり、急遽顔の部分のみ入れ替えたのではないだろうか。

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