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5. 集韻

集韻

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集韻 宋丁度等奉敕撰 上海中華書局據楝亭五種本校刊本 四部備用経部所収 5冊
四周単辺 有界 毎半葉13行26字(注文小字双行) 線黒口 単魚尾 版心題 以下巻数丁数 内匡郭14.5×10.1糎 魚尾下「中華書局聚珍倣宋版印」
<經部小學類音韻之属>
諸橋文庫 821-MW-7

『集韻』は宋の時代、宝元2年(1039)に成立した韻書。『廣韻』と同様206韻に分かれているが、異体字や一字の異読を多く載せているのが特徴である。『大漢和辞典』昭和59年4月鎌田正・米山寅太郎の修訂版序文には、『大漢和辞典』親字の字音は『集韻』に基づき、のちに編纂した『広漢和辞典』では『廣韻』を基本としていること、修訂に当って『広漢和辞典』編纂の成果を反映したことを述べている。
当書は上海の中華書局による『四部備用』という叢書の1冊。康熙45年(1706)に楊州詩局から出版された『楝亭五種』という叢書中の『集韻』と校訂したことが刊記からわかる。版心の下部に「中華書局聚/珍倣宋版印」と見えるが、「聚珍」版とは活字本のことで、清の乾隆帝が珍書を木活字で刊行した際に雅称とし、のちに日本でも活字版の異称として使用された。当書は宋版に倣った活字を使用しており、小型本ながら堂々とした字体である。

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