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7. 宋史翼

宋史翼

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宋史翼四十巻 清陸心源輯 光緒三十三年序陸氏十萬巻楼刊本 10冊
四周双辺 有界 毎半葉10行20字(注文小字双行) 白口 単魚尾 版心題宋子翼 以下巻数丁数 内匡郭16.4×11.4糎 魚尾下中黒口
<史部別史類>
諸橋文庫 222-MW-8

紀伝体の歴史書で正史である『宋史』には不充分な点が多く、明・清の時代に沢山の学者が補遺・改訂を志した。『宋史翼』はその一つで、宋人の伝記集である。『続資治通鑑長編』を初めとした地誌・文集・随筆から、正伝781人、附伝64人の伝記を収録している。当書は清の光緒33年(1907)に刊行された原刻本である。
著者の陸心源(1834-1894)は清帰安の人で、光緒時代に福建塩運史となるが一時失脚、郷里で古典籍の収集を行った。その蔵書は極めて多く、中国四大蔵書家の一人と呼ばれ、書室はヒョク(百偏に百)宋楼・十萬巻楼等と称する。著書に『ヒョク宋楼蔵書志』『儀顧堂集』などがある。明治40年その遺書約四万五千冊を静嘉堂文庫が購入した。宋元版の貴重書を多数含むことで知られる

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