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10. 三才圖會

三才圖會

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三才圖會一百六巻 明王圻撰 萬暦三十七年序 刊本 107冊
四周単辺 有界 毎半葉9行22字 白口 無魚尾 版心題三才圖會 以下巻数丁数 内匡郭20.4×13.3糎
<子部類書類彙考之属>
諸橋文庫 082-MW-9

『三才圖會』は中国明代の類書(百科事典)。中国では五十音順やアルファベット順のような音順の事典ではなく、各項目を分類だてする事典が発達したため「類書」とよばれる。「三才」とは「天・地・人」をあらわし、全体を14の部門(天文・地理・人物・時令・官室・器用・身體・衣服・人事・儀制・珍寶・文史・鳥獣・草木)に分け、それぞれの項目を図入りで解説している。日本の百科事典にも大きな影響を与え、寛文6年(1666)刊の中村?斎『訓蒙図彙』や、正徳5年(1715)刊の寺島尚順(良安)『和漢三才図会』は、同様の形式で出版された。
当書は刊記がなく、1冊目の表紙および封面(見返)が欠落しているため、刊行年ははっきりしないが、版面の傷みから相当な後印と考えられる。掲出は鳥獣四から「九尾狐」と「貉」(むじな)の部分。百科事典とはいえ想像上の生物まで含まれるなど、内容には荒唐無稽な部分も多い。

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