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6. 蒙求集註

蒙求集註

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蒙求集註 二卷首二卷 即正文 五代李瀚撰 宋徐子光補注
(學津討原 張海鵬編 嘉慶十一年序刊 240册之内)
市村文庫 市082-IW-8-227

『蒙求』(もうぎゅう)とは、歴史教訓歌の体裁をとった児童向けの書であり、その題は『易経』の「我より童蒙に求むるにあらず、童蒙、我に求む」から来ている。「孫楚漱石」(そんそそうせき)のように、上二字が人名で下二字が行状を表す四字句を、一句おきに韻を踏んで596句並べている。本書は『學津討原』という四庫全書所収本の覆刻叢書の1冊。
掲出は、『晋書』からとられた「孫楚漱石」の部分。孫楚が若い頃隠棲しようとして「石に枕し流れに漱(くちすす)がん」というところを「石に漱ぎ流れに枕せん」と言い誤った。友人があべこべではないかととがめたところ、「流れに枕するのはけがれた耳を洗い清めるため、石に漱ぐのはよごれた歯を磨き上げるためだ」と答えたという。夏目漱石の筆名の基となった話である。

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