6. Alphabet drolatique de Pierrot & d'Arlequin.(ピエロとアルルカンの滑稽なアルファベット)
Copyright (C) 2006 東京都立多摩図書館児童青少年資料係 All Rights Reserved.
無断で転載・転用することを禁止します。
著者:不明
出版:Épinal: Pellerin, 出版年:不明
請求記号:F/E/162/X
エピナル版画(Imagerie d'Épinal)によるフランス語のABCの本。エピナル版画とは、フランス北東部の都市エピナルを中心に製作された民衆版画で、18世紀から19世紀にかけてもっとも盛んであった。Pellerin家は代表的な版元である。ピエロとアルルカンは、コメディア・デラルテ(イタリアの仮面即興劇)の登場人物であり、共に道化役として親しまれている。ピエロは、顔を白く塗り、白装束。アルルカンはさまざまな色の三角形の模様の衣装をつけている。
この本では、ピエロとアルルカンのおかしな冒険の物語にそって、ABCを頭文字に持つ単語を綴っている。「C」のページでは、悪さをしたアルルカンが木に鎖(Chaine)でつながれており、「D」では、ピエロがアルルカンを解放(Délivre)しているところが描かれている。