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第21回 ABCの絵本

2006年2月2日更新

多摩図書館児童青少年資料係では、児童青少年向けの図書や雑誌のほか、こどもの読書に関する研究書も幅広く収集し、現在、図書は約14万冊、雑誌約700タイトルを所蔵しています。
今回は、このコレクションの中から、19世紀から20世紀前半のイギリス、アメリカ、フランス、ドイツのABCの絵本をご紹介します。
欧米の言語は、日本語と異なり、発音と綴りが一致しません。そこで、読み書きの習得を助けるために、古くからたくさんのABCの本が出版されてきました。基本的なABCの絵本としては、身近なものをABC順に取り上げたものがあります。そのほか「動物」「仕事」などテーマを絞ったもの、韻を踏んだ言葉を添えたり、わらべ唄を織り込んだもの、お話しに仕立てたもの等いろいろなものがあります。これらの絵本は、綴りを覚える本来の役割に加えて、子どもたちに、読書の楽しみや新しい知識やをもたらすものです。
ABCの絵本に込められた作者の工夫やユーモアを、どうぞお楽しみください。

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