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1. 椎の實筆

椎の實筆

椎の實筆

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椎の實筆
首1卷94卷附24卷 蜂屋茂橘編 天保-明治寫
請求記号:特2518

蜂屋茂橘は徳川田安家に仕えた幕臣で、随筆作者でもあり椎園と号した。茂橘は谷文晁ら文人・学者との交友があり、博識で知られていた。蜂屋氏旧蔵書は総数約2000冊、その特徴はなんといっても茂橘自筆の編纂書類にある。
その一つがこの『椎の實筆』で、書名は自号に通じ、江戸小日向の自邸にあった椎の老樹に因む。由来は自序に詳しい。椎の葉と実をあしらった揃いの表紙に、筆の穂先の形が椎の実に似た筆四本を並べた題簽に書名が記されている。内容は歴史、伝記、風俗習慣をはじめ非常に広範囲で雑多な項目に関し諸書・記録類を抄出、自身の意見や考証も加える。瓦版など刊行物や自筆の絵の挿入も多い。序は天保12年とあるが、それ以前からの書き留めを集めたもので、内容から明治の初年まで続けて増補されていたと見られる。
掲出は巻7、紙鳶(凧)についての項。諸書の挿絵を写した紙片が貼り込まれ、細かな文字で抄出や考証がびっしり記されている。

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