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1. 元禄度江戸城西丸御表御中奥御殿向総絵図

元禄度江戸城西丸御表御中奥御殿向総絵図の画像

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元禄度江戸城西丸御表御中奥御殿向総絵図
甲良豊前控 慶安度
請求記号:東6171-25

江戸城西の丸御殿、元禄度改造の際の平面図。図面右上の庭に独立した建物として描かれているのは、「地震之間」と呼ばれる地震時避難用の建物である。9尺×12尺(約3m×4m)の一間(ひとま)で、建具は四方とも網障子、周囲は幅2尺5寸の板張の縁側、更に外周に4尺の土椽を設けている。左下の凡例は屋根仕上げの違いを示しており、軽量な柿葺(こけらぶき)であったことがわかる。元禄16年の地震時、実際に使用されたかどうかは記録がなく不明。
「地震之間」については、甲良家資料が昭和3年日比谷図書館に納められる仲立ちとなった大熊喜邦博士の研究に詳しい。その論文によると、地中部分を掘建柱とし地底土台と地底柱挟で結束していること、屋根の素材、床を低くしていること等から、「耐震構造観念として今日に於いても猶相通ずる」と述べている。

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