4. 石垣築直シ銘々場所帳
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石垣築直シ銘々場所帳
請求記号:東6158-8
元禄地震では江戸城の石垣・櫓・門等に多くの被害が出た。その復旧工事は各大名に割り当てられた。この文書では、22大名の分担明細を石材の種類や調達量も含めて記している。掲出は、松平右衛門督が担当した中之御門と御玄関前の箇所で、その規模や足石の大きさ・量などが書かれている。松平右衛門督吉泰は因幡鳥取藩二十八万石。
「御城内外御作事御手伝方丁場絵図」(東6158-7)では、内曲輪を描いた絵図の上に赤い付箋で担当大名の名前を示している。また「御城内向絵図」(東6158-6)では修復箇所が朱で示されており、本書と併せ見ることで、石垣修復の実像がより具体的に浮かび上がってくる。