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7. 明治13年6月新富座辻番付

明治13年6月新富座辻番付の画像

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明治13年6月新富座辻番付
明治13年(1880)刊 1枚
請求記号:和1134-45

明治13年6月新富座で上演された「星月夜見聞実記」(ほしづきよけんもんじっき)「霜夜鐘十字辻筮」(しもよのかねじゅうじのつじうら)の辻番付。辻番付とは、現在の公演ポスターに相当するもので、宣伝用に興行前から市中の人の集まる場所に貼り出し、また役者や芝居茶屋などからひいき先へ届けられた。当番付の裏にも「のし」と墨書があり、その下に「新富町六丁目 大和屋平助」の墨印が押されている。
「霜夜鐘十字辻筮」は、河竹黙阿弥作の世話物で、初めは脚本風の読み物として「歌舞伎新報」50号〜87号に連載されていた。当時の幹部役者から思い思いの題目を出してもらい、それをもとに趣向を立てたという。すなわち、菊五郎の「巡査の保護」、宗十郎の「士族の乳貰い」、仲蔵の「按摩の白浪」などである。連載中好評をうけ、新富座での上演が始まった。散切物(ざんぎりもの)と呼ばれる、明治の新風俗を題材とした世相・風俗劇で、番付中央に5代目菊五郎が演じる巡査杉田薫の姿が見える。散切頭の人物が活躍するところから、その名称がきている。
特別文庫室では上演時の芝居錦絵も所蔵しており、TOKYOアーカイブでご覧いただくことができる。

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