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第35回 特別文庫室所蔵「青淵論語文庫」から

2009年8月24日更新

特別文庫室には江戸から明治を中心とする約25万点の資料を所蔵しています。ここではそれらの資料の中から順次紹介していきます。
今回は、明治大正の大蔵官僚で実業家の澁澤榮一(1840-1931 青淵と号す 敬称略)の創始にかかる青淵論語文庫からです。榮一は第一国立銀行創立を始め、設立に関わった企業は500余に及び、近代日本経済の父とも称される人物です。孔子の教えを生涯の規範とし、『論語と算盤』を著し、「道徳経済合一説」を打ちたてました。
大正初期から蒐集した論語のコレクションは、大正12年大震災により烏有に帰してしまいました。しかしその意を継承した孫で、財界人であり民俗学者でもあった敬三(1896-1963)が、文庫の復旧拡大を企て、蒐集を続けました。
そのコレクションが、昭和38年、当時の日比谷図書館に寄贈され、中央図書館に引き継がれて現在に至っています。論語は儒教文化圏での息の長いベストセラーであり、近年も日中両国でブームともいわれ、関係書の出版も多く見られました。

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