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10. 古代勧進帳

古代勧進帳の画像

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古代勧進帳
歌川豊国(三代)画 嘉永2年(1849)刊 恵比寿屋庄七 大判錦絵3枚続
請求記号:M341-3-1

江戸の庶民にとって最も身近で人気のあった芸能は歌舞伎であろう。その歌舞伎にも能狂言の影響を伺うことができる。内容を能狂言に取材したものはもちろん、衣装やせりふなども取り入れた演目もある。中でも、能舞台を模して、正面に大きな老松を描いた舞台装置を使用するものは「松羽目物」と呼ばれている。
松羽目物の代表は、現在でもたびたび上演される「勧進帳」である。能の「安宅」に取材する演目はそれ以前からもあったが、天保11年(1840)七代目市川団十郎が歌舞伎十八番として「勧進帳」を初演、松羽目の舞台を使用し、能の様式を積極的に取り入れようとした。本図は嘉永2年3月河原崎座で、息子の八代目団十郎が弁慶を演じた時のもの。

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