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第37回 「こどもの科学の本―誕生と歩み」

2010年2月22日更新

日本の子供の科学の本の出版は、近年になって活発になったと思われがちですが、実は児童文学と同様に明治以来の長い歴史を持っています。その始まりは、福沢諭吉の『訓蒙窮理(くんもうきゅうり)図解』(1868 (明治元)年)といわれています。近代化を進めるために、子供たちに科学知識を普及しようとした物理学の入門書です。
科学の知識は日々進歩していくため、科学の本は児童文学のように時代を越えて読まれ続けることは稀です。「ファーブル昆虫記」や「シートン動物記」など一部の例外を除き、その時代の子供たちに読まれるだけでした。しかし、いつの時代にも、子供たちに「科学を楽しむ心」を養ってもらいたいと考える著者や編集者が、質の高い科学の本を世に送り出してきました。

今回は、都立多摩図書館の児童資料コレクションから、明治から昭和戦前期にかけての、それぞれの時代の少年少女の心を養い、夢を育てた科学読物の一端をごらんください。

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