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俗簡焚餘稿本
佐藤一齋著　写　1套
請求記号：121/KW/20

「俗簡焚餘」は一齋の書簡を主とした雑文集。一齋の次子の跋文によれば、各地の大名や家老たちより藩政運営上の課題について助言を求められた際などの書簡を焼却しようとした中から、公開しても支障のないものを改めて写した由。上下2巻の写本として伝わっている。全35編からなる2冊の写本（121/KW/19）のほか、河田文庫には『俗簡焚餘稿本』として、その稿本類がまとめられている。
掲出は、その中から「重職心得箇条」。岩村藩第五代藩主松平乗美の就任にあたり、一齋が新藩主に提出したもので、藩の重役向けに職務遂行上の心得を17条にまとめている。「重職心得箇条」については、朱筆部分を訂正したものなど計4冊の稿本が収められている。