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2. 新板道中名所すごろく

新板道中名所すごろくの画像

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新板道中名所すごろく
鱗形屋孫兵衛 刊 30.5×44cm
請求記号:061-S20

近世の出版書目を見ていくと、浄土双六に続いて道中双六が登場する。その道中双六の中で最もポピュラーなものは、日本橋を振り出しに京を上りとする東海道五十三次の廻り双六である。
本双六は、江戸の地に古くからあって天明頃まで盛んな出版活動をした著名な鱗形屋の刊行で、赤本などに見られる画風に似ていることから見て元文〜寛延頃のものかと思われる。各区画は人物を主体に、名所や名物が描きこまれているが、「白須賀」のところには旅人を脅かす化物「ももんくわ」が見える。「ももんが」は本来リス科の動物だが、子どもを驚かせる遊びのかけ声にも使われ、赤本『是は御ぞんじのばけ物にて御座候』にも毛深い化け物として登場している。

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