ページの先頭です

ページ内を移動するためのリンク
本文へ移動する

ここからグローバルナビです。

グローバルメニューここまでです。

10. 浅草公園凌雲閣登覧寿語六

浅草公園凌雲閣登覧寿語六の画像

Copyright (C) 2010 東京都立中央図書館特別文庫室 All Rights Reserved.
無断で転載・転用することを禁止します。

浅草公園凌雲閣登覧寿語六
四世歌川国政画 福田熊次郎 明治23年(1890)刊 96.4×36.6cm
請求記号:0462-S1

時代が明治に移っても、錦絵や双六は盛んに刊行されている。これは、一見双六とは気付かないような浅草凌雲閣の絵である。この建物は俗に「十二階」と呼ばれ、東京一の高楼として錦絵・双六・絵ハガキなどによくとりあげられた名所であった。英国人バルトンの設計により、10階までは煉瓦造りの八角塔、11・12階は木造で、螺旋階段の他日本最初のエレベーターも設備されていた。開場は明治23年11月13日であるから、この双六はまもなく刊行されたものであろう。また左上には仕掛があり、この紙をめくると、この人物が落下傘で降りてくる姿が描かれている。同月24日、英国人スペンサーが上野公園で風船乗りを興行し話題となったが、それにヒントを得たのであろう。

ここからサイトのご利用案内です。

サイトのご利用案内ここまでです。