ページの先頭です

ページ内を移動するためのリンク
本文へ移動する

ここからグローバルナビです。

グローバルメニューここまでです。

7. ゆび姫物語

ゆび姫物語の画像

Copyright (C) 2011 東京都立多摩図書館児童青少年資料係 All Rights Reserved.
無断で転載・転用することを禁止します。

ゆび姫物語 藤原衛彦訳
アンデルセン物語
成光館出版部 1926(大正15)年
請求記号:949/ア9/322

35編を収めた童話集。「ゆび姫物語」(本文タイトルでは「ゆび姫」)は、原作にほぼ忠実だが、日本的な表現や情景が頻出している。ゆび姫の揺籠は漆塗りの胡桃の殻であり、野鼠の家は穴ではなく「暖かいお座敷」となっている。黄金虫たちは、ゆび姫の月旦(しなさだめ)をし、燕は「お嬢様、えかい、お世話にあづかって、ありがたうございました」とお礼を言う。
野鼠のおばあさんがおじいさんになり、花の精の王様が「マイア」ではなく「毬姫」と新しく名付けるなど、原作と異なる点も見受けられる。
訳者の藤原衛彦は作家、研究者、民俗学者。後年、口承文芸研究の業績を生かして『日本伝承民俗童話全集』(全6巻 河出書房)を刊行した。

ここからサイトのご利用案内です。

サイトのご利用案内ここまでです。