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神田御祭礼番付
森屋治兵衛　文久元年（1861）刊　1冊
請求記号：加369

山王祭とともに「天下祭」と呼ばれた神田祭の冊子形式の祭礼番付とその袋。「天下祭」とは、祭の行列が江戸城内に入り将軍の上覧を受けたことでこう呼ばれた。また、事前に行列の内容を示した番付の提出が義務付けられていた。
その番付をもとに地本問屋（絵草紙問屋）が祭の案内用として、新たに様々な形式の番付を作り売り出した。行列の順序や山車、出演者名などが絵入で紹介されている。
当室でも、同じ文久元年（1861）の神田祭の番付として、彩色二枚続きの『神田明神祭礼番附』（請求記号：332-C20）と墨刷り一枚物の『神田大明神御祭礼』（請求記号：332-C21）を所蔵している。